「CBDオイルって、よく分からないけど健康や美容に良いらしい。」
健康や美容関連の話題で取り上げられているのを見たり聞いたりして、「使ってみようかな?」と思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、数あるCBD商品の中でもポピュラーなCBDオイルについて、その効能と使用時の注意点を徹底解説します。
CBDって何?
CBDの成分と効能
CBD(カンナビジオール)は大麻などに含まれているカンナビノイドという成分のひとつです。
心身の体調をととのえるセルフケア商品として世界中で注目されています。
医学的な観点でみると、てんかん・アルツハイマー病・パーキンソン病・PTSD・自閉症など様々な病気の治療に役立つのではないかという可能性が臨床研究で示唆されているようですよ。
日本国内でも、患者さんの同意のもとで使用されているクリニックもあるようです。これからますます研究が進んで、効果の実証が期待できそうですね。
CBDについてもっと知りたい方は、下記のリンクからCBDについて詳しくまとめた記事をチェックしてみてください。
【CBDとは何?】7つの効果や効能、CBDの種類や製品までを徹底解説! | CBD.CENTER (cbd-center.jp)
CBD商品の種類について
一言でCBDと言っても、最近ではいろいろなタイプの商品が出回っています。
今回ご紹介するCBDオイル以外にも、リキッド、パウダー、ワックス、グミといった種類の商品があります。
CBDオイルとその他商品の違いについて、メリット・デメリットを比較してみました。
①オイル
(メリット)
- 多くのメーカーで取り扱われており、種類も豊富。入手がしやすい。
- 食べ物や飲み物に混ぜて摂取できる。
- 付属のスポイトを用いれば、用量の管理が簡単にできる。
- 効果の持続時間が長い。
(デメリット)
- 麻に由来する独特の風味や苦味があり、苦手な人もいる。
- 効果が現れるまでには一定時間が必要。
②リキッド
(メリット)
- VAPEという電子タバコを用いて煙を吸引するため、オイルの味が苦手な人向き。
- 数種類のフレーバーがあり、気分によって違うものを楽しめる。
- 吸収率が高く、効果をすぐに感じることが出来る。
(デメリット)
- VAPEという専用デバイスが必要。
- 効果の発現時間が早い反面、持続時間は短い。
③パウダー
(メリット)
- 直接なめる、食べ物やオイルに混ぜる、リキッドに混ぜて吸引する、化粧品に混ぜて肌に塗る、など様々な方法で使用できる。
- もともとのCBD商品に混ぜることで、自分に合った濃度に調整できる。
(デメリット)
- 調合に時間がかかる。
- CBD商品と混ぜるときは濃度計算が必要。
- 粉ものなので、取り出すときに注意が必要。
④ワックス
(メリット)
- CBD濃度90%以上の商品もあり、最も高濃度なタイプ。他の商品よりも摂取量が少なくてすむため、コスパが良い。
- 一般的にヴェポライザーという専用デバイスに入れて使用するが、経口摂取や肌への塗布も可能。
(デメリット)
- ヴェポライザーという専用デバイスが必要。
- 取り扱いメーカーが少ない。
- 高濃度なため、一日の摂取量に注意が必要。
⑤グミ・タブレット
(メリット)
- 食べるCBDと言われており、接種方法が最も簡単(口に入れて飲み込むだけ)。
- 時と場所を気にせず、摂取できる。
- 効果の持続時間が長い。
(デメリット)
- 手軽に摂取できてしまうからこそ、食べすぎに注意。
- 消化器官に吸収される時間が必要なので、効果が発現するまでに時間がかかる。
以上のように、各商品タイプでメリット・デメリットがあります。
「とりあえず使ってみたい。」という方は、デバイス不要で効果持続時間も長く、商品ラインナップも豊富なCBDオイルから始めてみるのがおすすめです!
CBDオイルの選び方
CBDオイルにはたくさんの魅力的な商品があります。
「数ある商品の中で自分に合ったものはどれなのか?」を判別するために、使用状況・ライフスタイル別におすすめのCBDオイルをご紹介します。
- 初心者で何から始めたらいいか分からない人
- 体調に合わせて用量を管理したい人
- 毎日決まった量を摂取したい人
- 筋肉疲労や痛みのケアをしたい人
初心者で何から始めたらいいか分からない人向け:CBD単体
CBDオイルには、製造方法別に3種類のタイプがあります。
①単一(アイソレート)
②フルスペクトラム
③ブロードスペクトラム
初心者の方にはCBD単一の商品がおすすめです。
その理由はふたつあります。「THCフリーだから」ということと、「他の2種類に比べて価格がリーズナブルだから」ということです。
CBD単一がCBDのみの成分を使用しているのに対し、フルスペクトラムはCBD以外のカンナビノイドも全て含まれており、それらの成分のひとつにTHCというものがあるんです。
THCはマリファナの原料で、人をハイにさせる作用があります。
日本ではTHCを含有する製品の使用は認められていません。
大麻成分THCを含有する製品について (mhlw.go.jp)
(※THCが微量に含まれていたとしても、検査で検出されなければ摘発されないようです。)
対してブロードスペクトラムはフルスペクトラムからTHCの成分を除去したもので、CBD単一と同様にTHCフリーです。ただ製法が複雑で手間がかかるため、価格はCBD単一に比べて高額となっています。
体調に合わせて用量を管理したい人向け:スポイトタイプ
自分自身の体調やその日の気分に合わせて用量を管理したい人は、スポイトタイプの商品がおすすめです。
スポイトを用いることで、いつもの量よりちょっと多めにしてみたり、あるいは少し減らしてみたりとコントロールができます。
「自分にとってベストな量を見つけたい」と思っている初心者の方は、まずはスポイトタイプを選んでみましょう。
毎日決まった量を摂取したい人向け:カプセルタイプ
決まった量を手軽に摂取したいという方は、カプセルタイプがおすすめです。
カプセルなので一粒あたりのグラム数が決まっているので、簡単に摂取量を把握することができます。
持ち運びも便利なので、外出先でも簡単に摂取できますよ。
筋肉痛や肌トラブルのケアをしたい人向け:ロールオンタイプ
筋肉痛や肌トラブルのセルフケアとして使いたい方にはロールオンタイプがおすすめです。
このタイプは気になる部分に直接塗って使います。
ポーチの中に入れておけば、休憩時間にササっと取り出してボディメンテナンスができちゃいますよ。
CBDオイルを使ってみよう!
CBDオイルはどこで買えばいいの?
「CBDオイルを使ってみよう!」と決意したはいいものの、どこで買えばいいのか最初は分かりませんよね。
CBDオイルの購入方法はネットでの購入と店舗での直接購入の2タイプがあります。
ネットでの購入
個人輸入は辞めた方が良いです。また、楽天市場などの大手ECサイトでも購入は可能ですが、初心者であればCBD専門のECサイト(CBDMANiAなど)での購入をおすすめします。
個人輸入の場合、THC含有量など製品に問題がないかすべて自分で確認し、手続きをしなければなりません。
これってとても手間ですし、せっかく買った商品が税関で止められる可能性もあります。
大手ECサイトの場合は、商品数が膨大で、正直どれを選べば良いのやらよくわからないという事態に陥ってしまうことも。
結局、「送料無料」「ポイントが貯まる」「安く購入できる」といったところが決め手になってしまう可能性大です。
CBDを専門的に取り扱うECサイトであれば、安全性が担保された商品の中から自分に合ったものを選べますし、お得なキャンペーンを利用したり、定期購入を申し込むこともできます。
店頭での直接購入
また最近では、CBDの店頭販売を実施しているショップもあるようです。
販売員さんに直接質問してみたり、お好みのフレーバーを探すことが出来ますので、お近くにショップがある場合は、直接訪問してみるのもいいですね。
CBDオイルの使用方法
CBDオイルが手元に届いたら、早速使ってみましょう。
CBDオイルの摂取は、舌下投与という方法を用いて行います。
舌下投与とはその名の通り、舌の下にオイルを垂らして吸収させる方法です。
なぜ舌の下に垂らすのか?
一般的なお薬でも、舌の下に薬を置いて唾液で溶かして吸収させるタイプがありますよね。
舌下の粘膜は比較的薄く、多数の毛細血管が存在するため薬の吸収は良いです。そのため即効性があり、効果が高い。
引用元:薬の投与方法 (yakuzaishiharowa.com)
ということなんだそうです。
ただ飲み込む経口摂取より、発現時間が短いのは吸収率が上がるからなんですね。
風味や苦味がちょっと・・・という場合には、食べ物や飲み物に混ぜて摂取する方法に切り替えてみるのもありです。
なお、摂取量についてですが、CBDの効果を感じていただける量には個人差があります。
まずは少量から初めて、「今日はちょっと増やしてみよう。」「ちょっと多すぎたから、もう少し少なくしてみよう。」という風に微調整を加えながら、自分が最も心地よいと感じる量を見つけてください。
CBDオイル使用時の注意点
最後に、CBDオイル使用時の注意点を説明させていただきます。
CBDを安心安全に使っていただくために、下記に該当する方は注意してください。
車を運転する方
CBDオイルを使用してリラックス状態になると、眠気が引き起こされる可能性があります。運転中に眠くなってしまうと、思わぬ事故に繋がってしまうかもしれません。
必ずしもCBDオイル使用後に眠くなるわけではないのですが、一度使ってみて眠気が出てきた方は運転前の使用は控えましょう。
妊娠中の方、授乳中の方
妊娠中・授乳中のCBD使用に関する研究はまだ数が少なく、安全性の保障がされておりません。使用は控えた方が良いでしょう。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は「What You Should Know About Using Cannabis, Including CBD, When Pregnant or Breastfeeding」という記事で下記のように述べています。
High doses of CBD in pregnant test animals have caused problems with the reproductive system of developing male fetuses2 . In addition, based on what we already know about CBD, we expect that some amount of CBD will be transferred to babies through breast milk.
引用元:What You Should Know About Using Cannabis, Including CBD, When Pregnant or Breastfeeding | FDA
(要約)
- 妊娠中の実験動物に高用量のCBDを投与したら、オスの胎児の生殖器官に問題が生じた。
- 母乳を通じてCBDのいくらかは赤ちゃんの体内に入るだろう。
「吐き気や倦怠感などのつわりの症状を緩和したい。」とCBDオイルの使用を考えている方は、かかりつけの医師に相談して、その指示に従ってください。
小さなお子様
子どもに関しての安全性もまだまだ研究途上のようです。
ただ世界では、てんかん治療の目的でCBDを子どもに投与して、症状が改善したとの事例報告もあります。
お子様への使用に関しても、まずは医師へ相談をされることをおすすめします。
運動選手
世界アンチドーピング機関(WADA)は2018年にCBDを禁止薬物から除外しました。
そのため、CBDを使用していてもドーピング検査で引っかかることはありません。
ただし除外されているのはCBDのみですので、CBD以外の大麻由来の成分(THCなど)が含まれている場合は引き続きアウトとなります。
海外から輸入されたCBD商品を使用している場合は、万が一に備えて成分表示をチェックしておきましょう。
CBDオイルで充実した毎日を!
今回は、CBDオイルについて選び方、購入方法、使用方法、そして使用時の注意点についてご紹介させていただきました。
初めてのことに挑戦するときは誰でも勇気がいるものです。
きちんとした知識を身に着けて、安心安全なCBDオイルを選ぶことが出来れば、なにも不安に思うことはありません。
CBDオイルを使えば、いつもと変わらない毎日を少し充実したものに変えられるのではないでしょうか。
是非試してみてくださいね!